リフティング
2015.12.22【現象】
塗膜上に激しいチヂミを生じる現象。
【原因)
●塗膜の表面層と内部層の乾燥速度のアンバランスな状態によって起こる。
●再塗装時の旧塗膜の上塗りの乾燥速度及び、溶剤の溶解力との関係で発生する。
【塗装作業による原因】
●旧塗膜の硬化剤の不足。
●劣化塗膜の除去不足。
●耐溶剤性不足塗膜(非完全硬化時)の再塗装。
●ポリパテのラッカー塗膜のサンドイッチ。
【塗装作業による原因】
●溶解力の強いシンナーの使用。
●ノンブラッシングの過剰使用。
【対策】
●厚塗りを避ける。
●非完全硬化塗膜への塗り重ねはしない。
●ポリパテがエッジ状になった箇所は、ウレタンサフで押さえてから上塗りする。
【処理】
●チヂミの箇所を研ぎ落とし、ウレタンプラサフを塗り再塗装する。