製品案内

S.COAT No.2000 Hクリヤー
(速乾タイプ 4:1)

S.Coat No.2000シリーズ

Hクリヤー(超速乾 4:1)
(製品コード20102-16 4類第2石油類 荷姿 16L)
速乾クリヤーの定番で、20年のロングセラークリヤーです。短時間の焼付で硬化し、仕上りが良く、常温硬化での作業も可能です。
仕上り性と乾燥性のバランスが抜群に優れています。タレ(流れ)、ワキ(泡) 、モドリ(色の変化)が発生しにくく、磨き性、作業効率ともに良好です。
TクリヤーおよびSクリヤーとのブレンドが可能で、乾燥と仕上りの調整ができます。
加熱残分38.1% VOC削減率29.6% (HXクリヤー比)

2000年10月上市(2020年4月現在、実車塗装実績200万台以上)

クリヤー、硬化剤、シンナーの配合量と希釈塗料の可使時間

混合比率(重量比率) 希釈塗料の可使時間(時間)
クリヤー 硬化剤 *シンナー 10℃ 20℃ 30℃
100 25 25~55 2 1 0.5
*シンナー希釈量は推奨量であり、気温・塗装面積により量を調整してください。
(注意)30℃以上の気温では可使時間が短くなりますので、調合後速やかにご使用願います。

乾燥時間

  乾燥温度
10℃ 20℃ 30℃ 60℃
指触乾燥 10分 7分 5分
強制乾燥前セッティング 1~5分 1~5分 3~5分
コンパウンド研ぎ可能 8時間 5時間 3時間 15分
屋外放置可能 不可 24時間 16時間 20分
ガソリンOK 不可 72時間 48時間 60分
再塗装可能時間 60分
完全硬化 7日 80分
*膜厚、塗装面積、諸条件により乾燥時間は若干変わります。(標準膜厚30~50μ)
再補修には60℃で強制乾燥をお勧めします。

推奨できる塗装温度と塗装面積

  塗装温度
5℃ 15℃ 25℃ 35℃
塗装面積 パネル塗装(面積小)
側面塗装(面積中)
全塗装(面積大) ×
他社速乾クリヤーに比べ作業時間が60%以上短縮できます。

硬化剤の気温による選択基準(Hクリヤー単独で1年間通じて使用する場合)

硬化剤名 塗装温度
5℃ 15℃ 25℃ 35℃
速乾 × ×
標準 ×
遅乾
超遅乾 ×
*冬場は超速乾や速乾シンナー、春秋は標準シンナー、夏場は遅乾や超遅乾シンナーを使用してください。塗装回数は2.5~3.5回。ボカシ塗装は残りのクリヤーに1回目シンナーを30~50%、2回目さらにシンナーを50%添加し2段ボカシで行います。
塗装の動画をYouTubeで公開しています。

冬場は作業性を夏場は仕上がり性を希望される場合(Tクリヤーとの併用)

製品名 適正温度範囲(℃) 備考
硬化剤速乾 硬化剤標準 硬化剤遅乾
H 5~15 10~15 5℃以下では硬化促進剤の利用も検討下さい。
春・秋 H/T 15~25 H/Tの併用あるいは混合で使用下さい。
T 20~30 25~40 夏場は遅いシンナーを利用下さい。
*HとTクリヤーの併用あるいはブレンド(混合)で季節に合わせた使用方法を行ってください。
高級車にはFTⅢ等のクリヤーの併用もお勧めします。

自動車補修用塗料製品・販売メーカー株式会社エスコート

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